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羽毛布団
今や日本では羽毛ふとんの普及率は相当な比率
85%という数字もあれば
104.4%という数字もあります。
一人が2枚も3枚も持っている方も相当おられると言えます。
1970年頃から日本で普及し始めました。
相当な高額品でした。
今回は羽毛布団の見極め方をご披露したいと思います。
まずこれ
つまんでも落ちてきません。
絡みがすごいのです。
これが最高級羽毛のアイダーダックダウンです。
アイルランド地方で巣より頂戴する羽毛。
最高級品アイダーダウンは別格なのです。
これがよく見る羽毛です。
大きさにより値段に差がでてきます。
子供の鳥より身体の大きなお母さん鳥
大きいダウンボールの方が高級です。
ざっくりと 寒い国の羽毛が高級です。
管理された鳥の飼育農場があり、
西川は契約して品質と適正価格を維持しているそうです。
最近は大きな鳥のグースから採られるフォアグラが
肥満防止で敬遠されていて
グース養殖が少なくなってきています。
価格が異常に高騰しました。
羽毛ふとんシングルロング1枚には1.2~1.3kgの羽毛が入っています。
相当な量です。
最近スーパーなどで1.0kg~1.1kg入りの羽毛合いふとんを
「軽量羽毛ふとん」などと称して販売しています。
100g~200g違えば肌ふとん1枚違います。
要注意なのです。
キルト方法も工夫され
最近では外気に触れないようなキルトも多くあります。
各社が知恵を絞っていろんなキルト方法で
暖かくなるようにしています。
特殊キルトは熟練中の熟練の職人さんしかできない場合が多く、
数量にも限度があります。
我々専門店ルートへの商品はここで作られています。
いろいろなキルトで身体にフィット。
羽毛の中身やキルトは大事ですが、
側生地も大事です。
高級カッパや手術にも採用されている
ゴアテックス。
中から水蒸気は通すけど外から通さない。
ホコリ・ダニ・タバコの煙も外→中へは通しません。
日本アトピー協会推奨品。
生地が軽いので羽毛ふとんにちょうどよい。
清潔・軽い
当店お奨めの逸品です。
お医者さんから
「羽毛ふとんはアトピーの人には向かない」
と言われたとよくお聞きしますが、間違いです。
綿のおふとんのほうがホコリ・ダニが多いんですよ。
とはいえ、汗は付きます。
羽毛ふとんに限らず、
お布団は1~3年に1度は
「丸ごと水洗い」をお奨めします。
当店で承っています。
羽毛ふとんは10年位使用すると
中の羽毛が小さくちぎれて参ります。
足し羽毛して新しい側生地でリフォームすべきです。
西川の工場で1枚1枚仕上げますので3週間の納期がいりますが、
新品同様になってきますよ。
我々快眠請負人が上図のように羽毛ふとんをチェックします。
汚れや羽毛の片寄りをよく見てリフォームの時期かどうか
判断させていただきます。
特に衿元の汚れは放っておくと側生地がパリパリになり、
朽ちる元です。
羽毛布団を使わない夏時期にお奨めします。
いろいろ綴りました。
羽毛ふとんのことなら
快眠請負人にお任せ下さい。
では又・・・。